いびきの外科手術
生活習慣を改善しただけではなかなか改善されないようないびきの治療、
あるいは睡眠時無呼吸症候群(SAS)や、
のどちんこなどの肥大によって上気道が生まれつき狭いなどの場合には、
「手術」という方法があります。
外科手術の目的は、「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群」の原因となっている粘膜の削除や咽頭部を拡大するような手術をして呼吸をしやすくする所にあります。
場合によっては気管切開が必要な場合もあります。
手術というと何となく「痛い」とか「怖い」とか思われる方も多いと思いますが、
最近は「レーザー(レーザー手術)」を使用する病院が多くなりましたので、
痛みや出血も少なく、手術時間も短くて傷跡も残りにくいです。
勇気を出して相談してみると、なんでもなかったりします。
【咽頭を広くする手術法】
いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の手術法として最も一般的な方法が、
この「咽頭を広くする手術」です。
この手術は、気道を狭くしている原因になっている場所である、
扁桃や口蓋垂(のどちんこ)などの粘膜部位を切除することによって咽頭を広くし、
空気が通りやすいようにする手術です。
■UPPP
口蓋、軟口蓋を外科的に切除し、粘膜(口腔、鼻腔の両方)を縫い合わせ、
突っ張るような緊張状態を作り上げます。
この手法は睡眠時無呼吸症候群に有効です。
■LAUP
UPPPより切除する範囲は狭く、レーザーで焼きます。
いびきを治療するときによく使用する手術法です。
UPPPとLAUPの両方とも、気道を狭く閉塞させないように、喉の形を変える手術です。
手術という外科的治療で喉の咽頭部分を拡大するので呼吸もしやすくなります。
呼吸がしやすくなると体内の酸素取得量も増加することになりますので、
心臓にかける負担が減り、高血圧などの合併症を引き起こす危険性も減ります。
【その他の手術法】
「咽頭を広くする手術」の他には、気管切開や下あごを前に出すという手術もあります。
これらの手術は健康保険の適用範囲内です。
しかし病院によっては適用対象外の場合もありますので、
手術前に保険が適用されるかどうか確認してから受けられる事をおすすめします。
どちらにしても専門医とよく相談して、費用や、痛み、時間など、
不安なことは全部事前に確認しておきましょう。
外科手術は、専門医の判断を受けて治療するようにしてください。
